高校生、はじまる。
前回までの話はコチラ↓
【ウチの不登校④】「学校なんて行かなくてもいいよ」は正解だったのか?卒業式でひと区切り。
次女の通信制高校は、
- メイクOK!
- ネイルOK!
- ピアスOK!
- カラーOK!
- パーマOK!
- アルバイトOK!
- 私服OK!
- 朝は10時から!
自分の容姿が不登校の理由の1つだったこともあり、高校は自由にオシャレできて楽しめるかなあと思いきや!
パッと目立つ子は、みーんなキレイにしていて、逆にコンプレックスが増したようで…。
毎日のメイクに2時間くらいかかっちゃうような…。
何しに行くんじゃい?という高校の始まり。
それでも、高校生としてリセットしようと1週間登校したんです。
なのに、通信制高校の勉強ってこんなにこんななの???馬鹿にされているみたい!!!となった次女。
そりゃね、中学にほとんど行ってない子もたくさんいるんだし、そもそも毎日行ける子ばかりじゃないし、仕方ないんだよ。
せっかくだし、勉強簡単なんなら、1位全部取って指定校推薦でも取れるんじゃない?と言っちゃったりして。
でも、やりがいって必要だよねと思いました。
面白いと思えることがなく、学校も友だちができず、また気持ちが下がってあまり行けなくなっちゃいましたから。
次女の通信制高校はこんなとこ
次女の通い始めた学校は、住んでいる県認可唯一の私立狭域通信制高校です。
週5日通学コース、週3日通学コース、通信コースとあります。
朝は10時から、授業は45分と短め。
授業数も少ないし、基本的に宿題はありません。
単位制で授業も出なくても出席日数を問われることはなく、スクーリングという出ないといけない授業&テストをこなせば卒業資格を得ることができます。
1年目前半は説明されても理解しづらく、スクーリングの必要回数出席できず、単位を落としました…。
後日「今度来ないと必要回数ないから単位とれないよ」という声掛けなどのサポートしてほしいと先生にお願いしました。
やんちゃなタイプの子からあまり勉強したくないという理由で選ぶ子もいましたが、やはり不登校から進学してきた子が多いです。
だから、勉強のレベルはすごく簡単で、それなりに中学校に行ったり塾に行ったりしていた次女は、授業に出なくてもついていける感じ。
※進学したい子向けの選択授業も一応あります
授業の面白さより、学校に来てもらうとか、高校卒業後に就職でも進学でもできる体力をつけることを目的にしているところがありますね。
遠足なんかのイベントも割と多めで、それに出席するともらえる単位もあります。
バスの座席やグループ分けなど、先生方がかなり気を使って組んでくれている印象がありましたよ。
アルバイトを頑張るも生活リズムは崩れっぱなし
さて、夏前頃からは、アルバイトを始めた次女。
学校にそこまで行けてないのに、バイト?と思いましたが、日中家の外に出る機会を増やし体力をつけれるよう、OKしました。
バイトデビューは定番のマックです!
ちょっと体調を急に崩したり睡眠障害が出たりで、急な休みが続き、迷惑かけるからとやめましたが、頑張っていたし楽しんでもいました。
今までより使えるお金が増えるのは、やりがいになりますよね。
初めてのお給料で買ってきてくれたパイ、美味しかったなあ…。
その後もいろいろバイトは経験。
高校3年生の今もやってますが、自分に合う合わないが分かってきたようです。
ただ、バイトは他のスタッフに迷惑かけないように頑張っていくのに、学校は犠牲にすることも…。
高い学費払ってるんだけどなあ。
ものすごい長い時間寝ちゃったり、はたまたたいして寝てなかったり、睡眠障害がなかなか治らない中で、
- バイトで帰宅が遅い
- お風呂の時間が異常に長い
- メイクの時間が長い
となると、そりゃ生活リズムは整いません。
「そこを軌道修正すればいいんだよ」と強く言うことで、衝突してしばらく口を聞いてくれない、部屋から出てこない、学校に通えないということも何度も繰り返してきました。
違う対応でアドバイスしようと、毎回失敗してから思うのだけど、次女の受け止め方や気分が一定じゃないので、いつもどこかで地雷を踏んでしまい、母は撃沈なのでした。
「JKを楽しみたい」と口にするようになってきた
夏休み過ぎくらいから、たまにしか行ってない次女と一緒にいてくれるお友達Hちゃんの話をするようになりました。
あー、これで少し安心!
Hちゃんと放課後マックへ行ったりプリクラ撮ったりと、楽しめる日が増えましたが、だからといって毎日は学校に行けない次女。
1年生はそんな感じで終了しましたが、2年生ではHちゃんとHちゃんの友だち何人かが同じクラスになり、夏休み頃からはJKライフを楽しめるようになってきました。
バイトをしてお金もあるし、オシャレし放題なので、そりゃあ楽しいJKなわけで。
通信制なので、こじんまりとした学祭ではありましたが、学祭委員として積極的に楽しもう頑張ろうという気持ちもうまれ、充実している様子が見られました。
だからといって毎日は学校に行けない次女。
遅刻して午後からでも行ける日は行ってましたが、生活リズムがどうしても治らず、今にいたります。
でも遠足や修学旅行は死に物狂いで起きてガッツリ楽しんでくることもできるようになり、楽しくしてる顔を見れるだけで嬉しい!そんな日も多くなりました。
私自身の関わり方も、高校生になったことで縛りを緩めたし、無理に学校に行かせることもしなくなったのもよかったかな。
次女のご機嫌によって、ぶすーーーーっとしてる日はほっとくようにもしています。
これ、思春期だからなのか反抗期だからなのか心が落ちているからなのか分からないんですけど。
「学校なんて行きたくない」と中学時代に泣いていた次女も進路決定!
高校3年生になって、悩むのは進路。
毎日朝から夕方、塾に行ってまで勉強している高校生と違い、
トータル勉強時間が恐ろしく少ない!
通信制で教わるレベルもかなり低い!
のですが、大学受験も視野に入れ、オープンキャンパスにも積極的に参加していた次女。
家から通いたいというのが条件の中で大きかったらしく、通えるところというと、この地域では片手程度しか大学はありません。
その中で行きたい学科、行けるかもな学科、いやおいそれはガッツリ勉強してた子たちに失礼だろ!と突っ込みたくなるほどの大学など。
でも、専門学校のオーキャンも早めに参加して、やりたいことや興味あること、行ってみて楽しかったところ、実際受験で勝負できそうか、などを考えて、専門学校をAO受験し合格!
合格した今の心配は、毎日朝から行けるのか?ということですが、できるサポートはしつつ、次女の人生は自分で切り開いてもらおうと腹くくってます。
まとめ
ダラダラと書き進めた次女の不登校をまとめた【ウチの不登校】ですが、
「こんな風に始まるんだ」
「ここが嫌なポイントなのか」
「こういう接し方もあったかも」
と、感じていただけたら嬉しいです。
もちろん、
「それはやっちゃいけないでしょ」
「結局親のその態度だよ」
「甘やかしでは」
なんてご意見もあるかもしれませんが、不登校の形も本人や親の悩みもみんな違います。
私の接し方は決して褒められたものではなく、反省もたくさんしましたが、失敗例として参考にしてもらっても構いません。
まだまだ、悩むことも落ち込むこともあり、この文章にのらない出来事もたくさんありますが、いったんここで【完】にします。
読んでくださった方、ありがとうございました♪